海外旅行で高級時計(ロレックスなど腕時計)を持ち出すときの税関手続き完全ガイド。購入前の注意点は?

こんにちは、Tick-Tack Luxury管理人のひろです。僕は高級時計を多数所持しており、中でもロレックスなどの高級腕時計を海外旅行に持ち出す機会が多々あります。一方、僕の相棒であるオスのウサギ、おもちは高級時計に憧れながらも「税関で何かトラブルになったりしない?」と心配している様子。
腕時計の持ち出しに関する税関のルールや関税の仕組みは、正しく理解していないと後悔やトラブルに繋がる可能性があります。そこで今回は、海外旅行で高級時計を持ち出す際の手続きや、購入時の注意点を網羅的に解説します。
僕もいつかスポーツモデルのロレックスをゲットしたいんだけど…海外に持っていったり、海外で買ったりすると、税金の問題があるんだよね?

そうだね。20万円以上の高級腕時計を持って出国するときや、海外で購入して持ち帰るときには税関申告が必要になったりするから、注意点をしっかり押さえておくのが大事さ!

海外旅行で高級腕時計を持ち出す際の基本ルール

なぜ申告が必要なのか?
海外製の高級腕時計(ロレックスなど)を日本から持ち出す場合、帰国時に「海外で新規購入した品物」と疑われる可能性があるからです。
税関では、以下のような製品が対象になりやすいと言われています。
- 価格が20万円以上の腕時計
- ブランドバッグやジュエリーなど、高額な海外製品
もし申告をしないで出国すると、帰国時に「新しく輸入したもの」とみなされ、関税や消費税を支払うトラブルに発展することがあります。
自分の愛用の時計でも、外国製で高額なら“輸入”とみなされちゃうかもしれないんだね!

そう。税関にとっては“いつ買ったか”が大事。だから事前に“これは既に持ってるものだよ”って証明する必要があるんだ

申告をしなくてもいい例
- 明らかに中古品とわかる状態(傷や汚れ、アンティーク感が強いなど)
- 20万円以下の製品
- 日本製の時計など、海外製でないと判断される品物
とはいえ微妙な価格帯や、見た目が新品同様の状態なら、誤解を避けるためにも申告したほうが安心です。
出国時と帰国時の税関手続きの流れ

出国時の流れ
- 税関カウンターを探す
多くの場合、国際線ターミナルのチェックインフロアや保安検査前に設置されています。案内看板をよく確認しましょう。 - “外国製品持出し届”の取得
「海外製の高級品を持ち出します」と税関職員に伝えると、専用の用紙が配布されます。 - 必要事項を記入
- ブランド(ロレックスなど)
- 型番やモデル名
- おおよその購入価格
- 自分の氏名、パスポート番号など
- 税関職員の確認とスタンプ
実際に腕時計を見せるよう求められる場合があります。確認が終わるとスタンプを押してくれます。 - 申告書を保管
ここで押してもらった申告書(“持出し届”)は、帰国時に必要となる重要書類なので、なくさないように注意!
帰国時の流れ
- 入国審査後、税関申告へ
飛行機を降り、荷物を受け取ったら税関へ進みます。 - 出国時に取得した申告書を提示
「これは出国前から所持している高級腕時計です」という証明になるため、ここで提示しましょう。 - 問題なければ通過
申告書に不備がなければ、そのまま課税なしで帰国できます。
申告を忘れた場合のリスクと対策

課税リスク
申告をせずに海外製の高級腕時計(価格が20万円以上)を持ち出し、帰国時に見つかった場合、その時計を新しく輸入した品物と判断される恐れがあります。
課税対象額は「購入価格の60%」をベースに消費税や地方消費税などがかかる仕組みです。
例:ロレックスを申告せずに帰国したケース
- 腕時計の購入価格:40万円
- 課税対象額:40万円 × 60% = 24万円
- 消費税率が約10%の場合:24万円 × 10% = 2万4,000円
このように、思わぬ出費が発生してしまう可能性があるわけです。
2万4,000円ってかなり痛いよ…。“家族や友人へのお土産を買えばよかった”って後悔しそう

それだけじゃ済まないこともあるよ。悪質とみなされると、もっと深刻な処分(罰金や没収)になる危険もあるんだ

没収のリスク
税関職員が「申告漏れが悪質である」と判断した場合、最悪の場合で時計を没収されることがあります。その後の手続きや罰金の支払いは非常に面倒になるため、絶対に避けたいシナリオといえるでしょう。
申告を忘れたときの対処法
- 帰国後、速やかに税関へ連絡:レシートや保証書など購入の証拠を提出し、申告を忘れていた旨を説明すれば、ペナルティが軽減される可能性があります。
- 次回からは必ず出国時に申告:一度トラブルに遭ったら、今後は面倒でも必ず書類を準備しましょう。
免税店や海外で腕時計を購入するときの注意点

ここでは、海外旅行先でロレックスなど高級腕時計を新規に購入する場合の税金・関税・アフターサービスなどについて解説します。
免税店の仕組みと税金
免税店は、渡航先の税金(付加価値税など)が免除されるだけであって、日本の税金が免除されるわけではありません。
つまり、海外の空港免税店で20万円以上の時計を購入した場合、帰国時には合計金額の60%が課税対象になり得ます。
“免税店ならタダで持ち帰れる”と思っていたら大間違いなんだね…

そう。免税店は現地税が掛からないだけ。日本に戻れば、日本の消費税などが課される可能性があるよ

海外と日本、どちらで買うほうが得?
ロレックスなどの場合、海外の定価と日本国内価格を比較してみても、急激な円高・円安の影響や、現地の販売価格によってお得度は変動します。
- 円高のとき:海外で買うほうが安い場合が多い
- 円安のとき:日本のほうが結果的に安かったり、差が少なかったりする
さらに、輸入時の課税(帰国時の税金)と、クレジットカードの為替手数料も計算に入れて判断する必要があります。
アフターサービスと正規販売店の安心感
ロレックスなど有名ブランドでは、「日本の正規代理店で買わないと正規保証が受けられないのでは?」という心配が一部でささやかれています。
しかし多くのケースでは、世界共通の保証書があれば日本の正規サービスセンターでも修理やメンテナンスを受けられます。
ブランドやモデルによっては例外があるので、購入前にホームページや正規代理店へ確認しておくと安心です。
ロレックスなんかは、国や地域を問わず人気だから、在庫状況や価格もマメにチェックしたいなあ

発表された新モデルは、海外の方が先に入荷してるなんてこともあるし、いろいろ比較して決めるのが楽しいよね。とはいえ、税関や保証サービス関連も忘れずにね!

保証書や購入証明の保管
海外で高級腕時計を買うなら、レシートや保証書、ブランドの発行する各種証明書などは必ず保管しましょう。
- トラブル発生時の身元証明
- 税関への申告書類の補強
- 将来的なリセール時の信頼度アップ
よくある質問(FAQ)
Q1. 出国時に申告を忘れてしまい、すでに帰国後です。どうしたらいい?
すぐに税関に連絡して、購入証明やレシートを提示するのが無難。悪質でないと認められれば、ペナルティが軽減されるかもしれないよ

やましいことがないなら正直に相談するのが大事だね!

Q2. 日本製の高級時計(グランドセイコーなど)でも申告は必要?
日本製品の場合は“海外製品を持ち出している”わけではないので、本来は申告不要。しかし海外向けモデルや高額モデルであっても海外製と判断される可能性があるから、念のため申告しておくと安心

そうなんだね。リミテッドエディションとか、なんだか分からないモデルだと疑われるかも?

Q3. 海外でスポーツモデルのロレックスを複数本買って持ち帰るのは大丈夫?
複数本だと“商売目的の輸入”と疑われやすい。個人使用でも、合計額が免税枠を大きく超えると課税対象になるよ。正直に申告して税金を払う覚悟が必要かも

一気に買うとかなりの金額になるもんね!関税や消費税の合計コストをしっかり計算しないと後悔しそう

Q4. “キャッシュレス”で買えば税関にバレにくいって本当?
そういう都市伝説があるけど、税関検査で物理的に時計が見つかればバレるよ。支払い方法は関係なく、きちんと申告しなきゃダメ

やっぱり隠しても、結局カバン検査とかで発見されるわけだね

Q5. 大事な腕時計を海外旅行先で盗難や紛失したら…?
まずは現地の警察に届出を出し、帰国後に保険会社に連絡だね。クレジットカードの“ショッピングプロテクション”や“旅行保険”が適用されるケースもある。早めの対応が大事!

高級腕時計だからこそ、盗まれたらショック大きいよ~。保険の内容も事前に確認しておくね!

まとめ
海外旅行に行く際、ロレックスなどの高級腕時計を持っていくなら、出国時に「外国製品持出し届」を税関で手続きするのがお約束。そうすることで、帰国時に誤って輸入品扱いされ、関税や消費税を支払うハメになるリスクを回避できます。
また、海外での購入を検討している方は、為替レートや現地の販売価格、帰国時の税金などをしっかり計算し、日本の正規店で買うほうが安くなることもあるので比較検討が大切です。
ポイント一覧
項目 | 内容 |
---|---|
事前申告の必要性 | 20万円以上の海外製腕時計(ロレックスなど)は税関で持出し届を提出し、帰国時に再提示で課税リスクを回避 |
免税店の注意点 | 免税店は渡航先の税が免除されるだけ。帰国時に日本で課税される場合が多い |
価格差の比較 | 為替、現地の販売価格、帰国時の課税を考慮して、トータルコストを算出 |
アフターサービス | 世界共通保証があるブランドも多い。購入時に保証書や証明書を確保しておくと安心 |
没収や罰金のリスク | 申告を怠った結果、悪質とみなされると腕時計が没収・罰金の可能性 |
複数本購入のリスク | 合計額が免税枠を超えると課税対象。商売目的と疑われないよう正直な申告を |
なんだか最初は難しそうって思ってたけど、ポイントを押さえれば安心して大切な腕時計を持っていけそう!

そうだね。渡航前に少し時間をかけて準備すれば、余計な税金や没収リスクを回避できる。“面倒くさがり”で済む金額じゃないからね

さらに知りたい方へ
- 国や地域によっては、高級腕時計を一般利用者が輸入する際の扱いが異なる場合があります。海外旅行以外の目的(留学、移住など)なら、別の手続きが必要になることもあるので注意しましょう。
- 最近は各ブランドが新モデルを発表すると、値上げや在庫状況がめまぐるしく変化します。買いたいモデルのホームページや関連ニュースをチェックし、最新情報を入手しておくと失敗を防げるでしょう。
- ロレックス以外にもパテック フィリップやオメガなど、多彩な高級時計ブランドが存在します。それぞれの魅力やスポーツラインの人気モデルにも注目してみると、高級腕時計の世界がさらに楽しくなるはずです。
Tick-Tack Luxuryではこれからも高級時計にまつわる情報を充実させていきます。
僕もこれで安心して腕時計を海外に連れていける日が来るかな…。ロレックスとか買うときも、今回の知識を活かしたい!

そうだね。税関のルールや購入の注意点をきちんと理解すれば、大切な時計を世界中に連れていけるよ。楽しい旅を満喫しよう!
